供給設備と消費設備
LPガス容器からガスメーターの出口までは「供給設備」と呼ばれ、保安機関として認証を受けたLPガス販売店(または販売店から依頼を受けた保安機関)が液化石油ガス法にもとずき点検と調査を行います。
ガスメーターの出口からガス器具までは「消費設備」と呼ばれ、法律上の管理責任は消費者の皆さまとなりますので、より安全で快適な毎日を過ごすため、ご使用されているガス器具の点検・維持管理を行ってください。
ガス栓・器具栓
- お休み前やお出かけになるときは、必ずガス栓や器具栓が閉まっていることを確認。
- ガスの配管やガス栓をアースの代わりに使用しない。
- 使用していないガス栓の出口には必ずガス栓キャップをかぶせる。
- 使用していないガス栓のつまみにはガス栓カバーや誤動作防止キャップを取り付ける。
ガス管
- ひび割れやかたくなったものは早めに取替える
- ゴム管を交換するときは、赤線まで差し込みバンドでしっかり固定。
- ゴム管を必要以上に長くしない。
- LPガス用のゴム管を使用。
- 三つ又は危険のため使用しない。
ガス容器
- 容器は平らな場所、かつ上から物が落ちる危険のない場所に設置。
- 容器は直射日光を避け、火気の無いところに置く。
- 容器は風通しのよい室外に保管。
- 容器が不要になったときは必ず販売事業者に連絡。
ガス警報器
- 誤った設置位置ではガス漏れを感知できないので設置場所を確認。
- 警報機が交換期限内のものか確認。
- 警報機の電源プラグは常時コンセントに差し込む。
- 警報機の周りにものを置かない
不完全燃焼防止
- 換気が不十分だと酸素不足により排気ガスが室内に充満します。
- 室内でガス器具を使用する際は、こまめに窓を開けるか、換気扇を回す。
- 屋内にある風呂がま及び大型湯沸器の設置場所には、給気口・排気設備を設置。
- 排気筒の接続部や逆風止めが外れたままガス器具を使用しない。
点火・消火
- ガス器具のそばには、燃えやすいもの(可燃物)を置かない。
- 点火にマッチなどを使用する際は、マッチなどに火を点けてから器具栓を開ける。
- 使用中はなるべくその場を離れないでください。
- ガスコンロなどの目詰まりは、ブラシなどで清掃する。
ガスの臭いを感じたとき
- タバコの火など、使用中の火を全て消す。
- ガス栓・器具栓を閉る。
- 窓や戸を大きく開ける。
- 当社にガスもれの恐れがある旨を連絡し、点検を受けるまではガスを使用しない。
【ガスもれ時の注意事項】
※マッチやライターを点けたり、タバコを吸わない。
※コスイッチに触れる等、発火の原因になることは避ける。
※換気扇は絶対に回さない。
※換気扇が回っている場合は、そのままにしておく。
災害が起きたとき
火災
容器バルブを閉めて、消防署員などに容器の位置を知らせ、後の処理を頼む。
地震
使用中のガスの使用を中止し、ガス栓・器具栓を閉める。
※揺れが大きい場合は揺れが収まった後
風水害
容器バルブを閉め、容器が倒れたり流されたりしないようにロープで固定する。
積雪
LPガス設備周りは常に除雪し、雪下ろしはLPガス設備に損傷を与えないよう注意。
ガスメーター
ガスメーターは、LPガスの長時間使用や大量消費を感知すると、自動的にLPガスを遮断します。安全の確認をした上で、お客様がメータ遮断を復帰することが可能です。
復帰方法
- ガス栓・器具栓を全て閉める
- 復帰ボタンをしっかり押してから離し、約1分間待つ。(警報表示が点滅します)
- 異常が無ければ液晶パネルの警報表示が消え、LPガスが使えます。(復帰しない場合は、販売事業者へご連絡ください)